2018年12月28日 1557号

【辺野古土砂投入 糾弾/デニー知事現地激励“諦めない”/市民1000人怒り爆発“止められる”】

 12月14日、ついに安倍政権は沖縄・辺野古の海に土砂を投入した。キャンプ・シュワブゲート前には、早朝から市民が結集し、午前中には数百人に。沖縄平和運動センター議長の山城博治さんは「胸が裂ける、ねじれるような思いで今日の朝を迎えた。だが沖縄は負けない。私たちは負けないのだ。基地建設はさせない」と座り込む参加者を鼓舞する。翁長前知事の妻、樹子(みきこ)さんも「負けるわけにはいかない。土砂が投入されても、必ず元の海に戻せる」と同調。訪沖中の韓国で基地建設と闘うカン・ヒョヌクさんも場に加わり連帯した。

 午後1時、辺野古の浜で約千人が抗議集会。前名護市長の稲嶺進さんは「政府はメンツを保っただけ。まだ戻せる。子や孫のため今頑張りを示すときだ」と、決して屈しない決意を語った。

 翌15日も土砂投入は続いた。ゲート前の市民は600人。玉城デニー知事が就任後初めて訪れた。「ここに来ると勇気がもらえる。勝つことは難しいが諦めない」と市民と励ましあう。知事選時のネットワークデニーLINE≠見て駆けつけたZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)沖縄メンバーは「デニーさんが現場に来て雰囲気が変わった。みな笑顔になり、勇気をもらった。土砂投入パフォーマンスは吹き飛んだ。若者も行動し始め、思いを語り、初めて辺野古に来た人も。絶対止められる」と確信を語った。

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