2018年12月28日 1557号

【沖縄現地と結び 官邸、防衛省に抗議】

 民意を無視した辺野古への土砂投入を許さないと、東京でも沖縄現地と結んで12日から3日間首相官邸前座り込みが、13日には防衛省抗議行動が取り組まれた。

 座り込みは「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」が呼びかけ、12日は約150人の市民が参加した。寒風吹きすさぶ中、『座り込めここへ』をともに歌い、「工事はやめろ」「土砂投入反対」のコールを繰り返す。午後4時から7時半まで行われ、仕事帰りの人たちもかけつけた。

 防衛省前には、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動」「止めよう!辺野古埋立て国会包囲」両実行委員会の呼びかけで350人が集まった。

 立憲民主党・共産党・社民党の国会議員が参加。「政府は行政不服審査法の悪用、桟橋を承認なく目的外使用と違法に違法を重ねている。野党共闘で闘う」(小池晃参院議員=共産)「防衛省が私人になって不服を申し立てるなんてありえない。防衛省は民意に従うべきだ。沖縄とともに闘う」(福島みずほ参院議員=社民)「民意が反対する基地建設を2兆円以上も使って強行しようとする。そんな内閣は打倒しよう」(近藤昭一衆院議員=立憲民主)と決意を述べた。

 沖縄から「基地の県内移設に反対する県民会議」がメッセージ。「これ以上安倍政権による権力の私物化を許してはならない。政治を市民の手に取り戻そう。来年2月の県民投票では圧倒的に勝ちたい」と読み上げられると、大きな拍手が起こる。参加者からは「沖縄は精いっぱい闘っている。本土の闘いこそが問われる」といった発言が相次いだ。

 素知らぬ顔で通り過ぎる防衛省職員だが、何人かは申し訳なさそうにチラシを受け取った。

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