2019年01月04・11日 1558号

【辺野古土砂投入・大軍拡糾弾/改憲案提示阻止は闘いの成果/市民・野党共闘で安倍打倒の新年に】

 12月19日、寒風の中、年内最後の総がかり国会議員会館前行動に2800人が結集。国会図書館前まで人があふれた。

 社民・共産・国民民主・立憲民主の野党議員は、防衛大綱・中期防の大軍拡予算、辺野古土砂投入の暴挙を糾弾。2019年を市民・野党共闘の強化で参院選すべての1人区勝利、安倍政権打倒の年にする決意を表明した。総がかり行動の小田川義和さんが主催者あいさつし、「3000万署名で憲法審査会に自民党改憲案を提示させず安倍政権を土俵際まで追いつめた。辺野古土砂投入で新基地建設は後戻りできないとの論調は誤り。原状回復は可能」と強調。「5年で27兆円の大軍拡反対、暮らしを守る」闘いを呼びかけた。

 連帯あいさつトップは「止めよう!辺野古埋立て国会包囲実行委員会」の木村辰彦さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)。安倍政権の3つの違法〜(1)岩礁破砕許可申請を行わず護岸工事強行(2)沖縄防衛局が国土交通省に行政不服審査を申し立てる自作自演(3)民間の琉球セメント桟橋を目的外使用し岩ずり中に赤土も混ぜて投入〜を指摘。「工期13年、工費見通しは当初の10倍の2兆5000億円」「超軟弱地盤改良工事には知事の承認が必須」「機動隊・海上保安庁に屈しないゲート前・海上の阻止行動」「反対が上回る全国の世論」「立憲民主・国民民主・共産・自由・社民5党の野党共闘実現」「勝つまで諦めない不屈の県民意志」などの要因をあげて勝利への確信を表明した。

 改憲問題対策法律家6団体連絡会からは「『9条改正で何も変わらない』と安倍首相は言うが、とんでもない。法律さえつくれば無制限に軍事力行使でき、軍事国家への大改悪だ」と警鐘を乱打。品川総がかり行動実行委員会共同代表の北村純一さんは「3000万署名ハガキ版を作成し、60人以上で区内全域に配布。250人から返送があった」と取り組みを報告した。

 最後に、総がかり行動の高田健さんが「自民改憲案を憲法審査会に提案させなかったことは、入管・水道等の悪法に反対して闘った成果。民衆の闘いに無駄はない。必ず歴史に生きる」と語り、(1)1月19日14時〜国会前(2)通常国会開会日(1月25日か28日)12時〜国会前(3)普天間基地5年後返還約束の2月19日18時30分〜国会正門前(4)3・4月19日18時30分〜国会前(5)5月3日有明防災公園で最大規模の憲法集会、と行動提起。統一地方選・参院選で結束し、安倍を倒そうと訴えた。



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