2019年02月01日 1561号

【安倍「サンゴ移植」発言はフェイク/県民投票つぶしを許さない 1・20新宿アクション】

 沖縄の民意を無視した政府の違法行為がまかり通っていることを広く街行く人に知らせよう―「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」は1月20日、「できない!つくらせない!辺野古新基地 新宿アクション」に取り組んだ。新宿駅西口・南口・三丁目交差点の3か所で同時に、参加者一人ひとりが「伝え手」になってリーフレットを配布。その後、東口アルタ前に集合してアピール行動を繰り広げた。

 西口では、埋め立て中止のホワイトハウス宛て請願署名に協力を呼びかけた英ロックグループ「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイさん作曲の『ウィ・ウィル・ロック・ユー』を流しながら、リレートーク。「移設ではなく新基地の建設だ。私たち主権者が止めよう」「税金の使い方がおかしい。福島原発事故の避難者のために使え」と訴えた。

 アルタ前で主催者あいさつした沖縄環境ネットワークの花輪伸一さんは「安倍首相はNHKテレビで『あそこのサンゴは移している』と。しかし、土砂投入海域のサンゴは移植されていない。完全なフェイクだ。防衛局が移植したのは別の海域の9株だけ。埋め立て申請で予定した7万4000株の移植をどう実行するのか。そもそも、専門家が指摘するように、サンゴは移植によって保全することはできない」と告発する。

 沖縄平和運動センターの大城悟事務局長が電話でメッセージ。「名護市安和(あわ)の琉球セメント桟橋でもカヌー・チームが体を張った行動を続け、運搬船の出航を毎回2時間止めている。県民投票は5市が不参加を表明。市民の投票の権利を奪う首長の行為に強い憤りを覚える。全県実施のためにあきらめず行動する」と決意を届けた。

 参加者は大浦湾の美(ちゅ)ら海の写真パネルを掲げ、『月桃』を歌いながら、歩行者天国を練り歩き。「海を殺すな 工事を止めろ」「サンゴの移植はしてないぞ」「安倍首相はウソつくな」と声を上げ、行き交うさまざま国籍の人びとに伝わるようにと日・中・英・韓の4か国語で「米軍基地反対」をアピールした。





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