2019年02月01日 1561号

【世界の連帯が平和をつくる/学んだことを広島で発信】

 「日韓ユース参加団in沖縄」のプログラムを通して、米軍基地やガマなどを訪れました。沖縄戦と基地問題を学び、過去の過ちを二度と繰り返さないためにも、それを風化させてはならないということを強く想いました。

 沖縄平和祈念資料館の平和の礎(いしじ)の刻銘を見て「大切な人を失い、悲しい思いをしたのは、戦勝国も敗戦国も関係ない。この戦争に巻き込まれた全ての人だ」ということが分かりました。だからこそ、戦争を引き起こしかねない国際社会の軍縮の流れにもとる軍拡を今すぐにやめるべきです。

 それから、辺野古基地建設は、沖縄の豊かな生態系をも脅かしていることも学びました。生態系の破壊は、沖縄の持続可能な未来への妨げとなることは明らかです。誰のための沖縄であって、誰のための基地なのかという議論を国民で深めるためにも、今回学んだことを広島に持ち帰って、発信していければと考えています。

 今私たちが世界市民、地球市民としてなすべきことは、権力者たちの利益のための軍拡ではなく、沖縄の、日本の、そして世界の持続可能な未来に資する軍縮であって、それを世界的な連帯を通して実現することです。

 また、今回の日韓参加団に参加して、人的交流が持つソフトパワーの強さを感じました。韓国の参加者の皆さんと共に学び、議論を行うことで、私の韓国に対する見方というのはかなり変わりました。交流を深め、相互理解を深めるということは、連帯を深めることであり、それが国家の隔たりを超えて、地球市民の利益としての平和を追求することができるのではないかと思います。平和を作るのは、ハードパワーではなく、このようなソフトパワーです。

 人類の過去の過ちを学び、今を議論し、未来を考える、そういった貴重な機会でした。持続可能な未来のために、次世代を担う私たち若者がこれからも日韓での連帯を深めていきたいと思います。

(zenko広島 西村大河)

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