2019年02月08日 1562号

【日韓ユース参加団に加わって/兵器など絶対いらない/資本に分断されない闘いを】

 今回の日韓ユース参加団で4日間沖縄を訪問しました。そこで、戦争による人の命の悲惨な姿を目の当たりにし、絶対、兵器は世界に必要ないと改めて思いました。

 平和の礎(いしじ)や平和祈念資料館を回り、チビチリガマの中へ特別に入らせていただきました。どれだけひどい戦いだったか。生々しい写真に涙する仲間、恐怖を感じる仲間。軍は国民を守るものではあらず、人を犠牲にして国の「名誉」だけを守る資本主義社会のお金稼ぎの道具でしかありません。

 そんなもののために国民の命が削られる…こんな現実が許されていいわけがありません。自分たちが反対行動を起こすことで一人でも多くの人が目を覚まし、自分たちの大切な時間を、趣味を守れる安全な社会を実現しなければと思います。戦争ではなく対話で差別のない世界を作っていくことが大事だと思います。

 兵器によって自然が破壊され、私たちの貴重な資源や税金が国におもちゃのように扱われています。辺野古の海は土砂投入にともない、浜から濁りが広がっていました。辺野古には絶滅危惧種のオキナワハマサンゴ、大浦湾にも国内最大規模のアオサンゴがある。安倍首相は「移植した」と言ってますが、移植はされていません。平気で嘘をつくこんな政府を許せるか? 許せるはずありません。

 また、韓国ユースメンバーとは最初、言葉の壁があり中々話せずにいました。しかし、一日一日を共に過ごすことで会話が弾み、3日目には明け方4時までカードゲームなどで遊ぶということまで起きました。通訳アプリや英語を使い通訳者なしでも分かり合え共に学ぶことができる。日本も韓国も同じなんだと感じました。私たちはこれからも対話による平和を、私たちのいつも通り≠作っていくため、私たちを分断する資本主義社会と闘っていきたいと思います。

(ZENKO兵庫 阿部雄介)



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