2019年02月15日 1563号

【平和は民衆の力で創る!/県民投票実施をかちとった県民大行動】

 毎土曜日取り組まれている辺野古キャンプシュワブ・ゲート前県民大行動。県民投票2・24全県実施が決まってから初となる2月2日、1200人規模で開催された。

 集会では、県民投票実施をかちとった市民からの報告が圧巻だった。宜野湾市の市民は、「今宜野湾では反対に〇を書いてもらうにはどんな運動を展開すべきか検討中。17日の普天間運用停止集会にもジョイントして県民投票を成功させようと動いている」と次の方針を述べた。沖縄市議は他の市町村から抗議の投書や電話が千件以上にも及んだことを報告。「2月14日告示日に千人規模の決起集会をして反対の民意を示していきたい」と決意している。うるま市の島ぐるみ協議会からは、投票事務予算を否決した市議会の傍聴活動とあわせ、市長交渉の様子が報告された。「8回も面談を求めたが拒否された。1月15日、60人で押しかけついに実現。市民の権利を保障するのが市長の責務だと迫った」。

 市民の行動が政治を変えることを実感させる報告だった。

 さらに若者もアピール。「私は沖縄が好きだから辺野古のことに目を向け多くの学生に広めたい」。高校生も「投票権のない子どもたちも意思を表明したいからシール投票をする」など県民投票成功への展望が広がる集会となった。

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)沖縄参加団も集会に先立つ早朝座り込みから参加。京都府向日市議杉谷伸夫さんが「辺野古強行反対の意見書」を市議会で採択したことを報告。これを受け、平和運動センター議長山城博治さんは「基地建設NO!の闘いは地域に住む人々の命と暮らしを守る自治の問題だ。今暴走する独裁政治との闘いだ」と応じた。ヘリ基地反対協議会安次富(あしとみ)浩さんも「平和は民衆の力で創る」と沖縄だけでなく全国、全世界の市民に連帯が広がっていることを強調した。
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