2019年02月22日 1564号

【大阪・枚方市/変えよう枚方を!市民の集い/沖縄のまちづくりに学ぶ】

  「変えよう枚方を!市民自治を考えるつどい〜住民主体の沖縄のまちづくりに学ぼう〜」を2月9日、枚方市内で開催した。80人近い参加者で会場は満杯。立ち見もでる盛況ぶりだった。

 つどいは、仲間の三線演奏で始まり、メインゲスト東恩納(ひがしおんな)たくま沖縄・名護市議会議員が講演。

 新基地建設地辺野古を抱える名護市で市議会議員をされる東恩納さんは、地図を示しながら大浦湾の状況を説明された。また前日に視察した徳島市に言及。吉野川可動堰建設の賛否を問う住民投票(2000年1月)と清流が今も守られていることの例をあげられ、「(自治体は)誰に対して目を向けているのか、市民の方かそれとも国なのか、それが大事」と訴えられた(講演要旨別掲)。

 続いて、枚方の変革をめざす2人からアピール。手塚たかひろ市議は、「この8年、請願件数の半分以上を担当し市民に開かれた市議会をめざしてきた。政務活動費ゼロ・議員報酬半減を実践してきた」と実績を示し、「税金の無駄遣いは許さない!枚方市駅前再開発や水道の民営化などの市民の財産を切り売りする維新政治にNO!」と3期目の目標を語った。

 福祉・介護を考える「すずらんの集い」代表の松田久子さんは、福祉・介護33年の経験と働きながら子育てをしてきた経験から、「子どもから高齢者までが安心して暮らせる町に。弱いものを切り捨てる市政を変えたい」と力強く決意を述べた。

 参加者からは、1月14日に開設した松田事務所を拠点にチラシの仕分け作業や訪問活動を精力的に行っているとの報告や、「4年前の香里ケ丘中央公園を見守る闘いのとき手塚議員は毎日いっしょに頑張ってくれた。東恩納議員も現地に来てくれ心強かった。市議会にも要請しに行ったり市議会が身近になった」と激励の発言が続いた。

 辺野古や伊江島に行って学んだことの報告を共有し、沖縄県民投票(2/24)に連帯して枚方でも市民投票を行おうとアピールがあった。「手塚たかひろさん、松田久子さんの勝利、市議会への市民参加を実現し、枚方市政を変えていこう!」と参加者全員が声をあわせた。熱気あふれる集会だった。

(平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会 戸川悦子)
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