2019年03月01日 1565号

【解雇撤回せよ 偽装請負謝罪せよ 残業代支払え/2・15東京総行動】

 小雪の舞う2月15日、東京総行動が取り組まれ、丸一日かけて企業・省庁に抗議・要請を展開した。

 住宅用建材を製造販売する東リへの要請は2回目。「東リ(兵庫・伊丹工場)の偽装請負を告発し直接雇用を求めるL.I.A労組を勝たせる会」のメンバーが関西から参加し、「全国初の『労働契約申し込みみなし制度』に基づく直接雇用を求める裁判を起こしている。偽装請負を謝罪せよ。組合員5人を排除するな」と訴えた。

 セクハラ・雇い止めの新日鉄住金ソリューションズは、事前連絡したにもかかわらず対応せず、受付の女性に要請内容を聞き取らせる始末。交渉メンバーは「管理職は一切顔を出さず、責任のない女性に押しつけるところにパワハラ・セクハラ体質が表れている」と怒った。

 全国際自動車労働組合(国際全労)は「残業代支払え」の裁判を闘っている。最高裁前で首都圏なかまユニオンの石川正志さんは「残業を規制し労働者の健康を守るべき裁判所が、残業代支払い義務をあいまいにしてはならない」と強調。交渉団5人が最高裁会議室に入り、事務総局職員に要請した。伊藤博・国際全労委員長は「こんな労働基準法違反を認めれば、日本中の会社が残業代を支払わなくてよくなってしまう」と公正判決を求めた。

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