2019年03月08日 1566号

【万博・カジノ・大阪都構想の維新はノー/山川よしやすと考えるつどい】

 「万博、カジノ、都構想」。地域政党・大阪維新の会のイベント行政を変えようと、「山川よしやすとともに大阪市政を考えるつどい」(主催:平和と民主主義をともにつくる会・大阪)が2月17日、大阪市城東区で開かれた。100人以上が参加。満杯の会場は熱気にあふれた。

 主催者代表の山川よしやすさんは、大阪市の2019年度予算案を分析し、10年間続く維新市政が市民生活をいかに破壊してきたのかを批判した。その上で、「カジノより福祉の充実を」と訴え、介護・福祉・医療・子育て・教育など多岐にわたり市政変革のプログラムを示した。

 参加者から維新政治のごまかしを暴く発言もあった。小児科医師は「維新は子どもの医療費無料というけれど、それはウソ。実際は500円かかる(月3回目から無料)が、それは事務費なので医療費ではないというへ理屈だ」。学童指導員は「学童保育所発祥地、大阪なのに、今は補助金を減らされ続け、保護者の負担で何とかやりくりして運営している」と訴える。

市民が参加する社会へ

 市政変革へ期待の声があがる。「大阪は昔から商いの町、義理人情の町でお互い助け合いながら栄えてきた。ところが、維新政治のこの10年間で、大阪の町が壊され、この上カジノだ都構想だと、ろくでもないもの持ってこようとしている。山川さん先頭に止めねば」と熱いエール。若者からも「前の職場は待遇もひどく、辞めざるをえなくなった。今は不安定な派遣の仕事。奨学金も毎月返済、将来が見えず苦しんでいた。駅前で山川さんが、市民が主権者として変えていこうと訴えていて共感した。できることを頑張りたいと参加している」。障がい者の方の「私たちも生き生きと暮らせる社会を」という願いや在日の方の民族教育にかける親の熱い思いも語られた。

 「山ちゃんエール」の三唱や「山川応援歌」の初披露もあり、会場は和やかな雰囲気に包まれた。初めて参加された女性は「山川さんてほんとに気さくな方ですね」と信頼を寄せ、ハガキ書きやポスター貼りにも協力し、辻立ちにも立ち寄りたいと惜しみない応援の言葉を口にした。

 「皆が大阪で暮らしたいと思える街に、人々が希望を持って、まっとうな人生が送れるそんな街にしたい」。山川さんの願いだ。「みんなの力で市民が声をあげ、参加するそんな社会を創ろう!」との訴えに、参加者の思いが重なる。明日からの行動へとつながるエネルギッシュな集いとなった。



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