2019年04月12日 1571号

【横浜市議選に立つ青島まさはる候補 市民を貧困のどん底に突き落とすカジノNO 全国一高い市議報酬1650万円は半額に】

 「中学校給食の実施、給食費無償化」「若者手当5万円創設」「介護保険料値下げ」「全国一高い市議報酬1650万円を半減」などを掲げ、大企業優遇の林文子現市長率いる横浜市政を変えようと、「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」代表の青島まさはるさんが無所属市民派として横浜市議選(鶴見区=定数7)に立候補した。

 3月29日朝、鶴見区内の選挙事務所前で「横浜市民を貧困のどん底に突き落とすカジノ推進の林市政を終わりにしましょう」と第一声を上げた青島さん。東京・足立区議の土屋のりこさんらを“ウグイス”役に、車で、辻立ちで宣伝を続けた後、夕方6時半から鶴見駅東口で行われた「政治を変えよう!鶴見駅前アクション」に臨んだ。

 “当選”の願いを託した『唐船ドーイ』のにぎやかなエイサーでスタート。推薦人に名を連ねた人らがスピーチをつないでいく。

 社会民主党神奈川3区支部連合副代表の関口公伸さんは「青島さんは鶴見区での37年間の教師生活を通じて子どもたちの未来のために奮闘してきた。ぜひみなさんの大切な一票を」。福島原発かながわ訴訟原告団長の村田弘さんは「避難者3人で駆けつけた。6年前、私たちを支援する組織を立ち上げてくれたのが青島さん。“今だけ”“カネだけ”“自分だけ”の乱暴な政治で沖縄の人も福島の避難民も窒息寸前の状況を、足元から変えていってほしい」と期待を寄せた。

 「若者の問題をこれだけ取り上げている候補者はいない。結婚し子どもを生み育てられる社会を実現するために青島さんを市議会に」とアピールするのは、神奈川3区野党共闘を求める市民の会の中原憲一さん。東京・日野市議の有賀精一さんは「沖縄県民投票のとき、青島さんはここ鶴見で一緒に行動を起こした。市民が自分たちの思いを声にし、行動を起こすことで市政を変えられる」と力を込めた。原発輸出反対のキャンペーンに取り組むii正明さんも「必ず投票しましょう。投票しなければ私たちの一票は何にも役に立たない」と訴えた。

 途中、男の子が近づいてきて握手を交わす場面が。母親は「今5年生のこの子の、小学校で初めての先生が青島先生。誕生日にギターを弾いて一人ひとりに歌ってくれるんです」と笑顔で振り返る。

 妻の美千代さんが「彼はとても正直。弱い立場の人の話を謙虚に聞く。そして絶対に諦めない」と太鼓判を押し、「ア・オ・シ・マ」コールに迎えられて青島さん本人がマイクをとった。

 「11年前、妻や仲間たちと『フリースペースたんぽぽ』を設立した。子どもたちの人権が守られ、自分らしく生きられる街をつくりたい」と立候補の動機を語り、「昨日も父親が小学1年生の次男を絞殺したという悲しいニュースが流れた。悔しくてつらくてたまらなかった」と絶句。「子どもが虐待される。それは大人がそういう社会にいるのではないか。賃金が下がり続け、無貯金の世帯が35%を占め、好景気はウソ。どれだけの家庭が安倍政治のもとで苦しめられてきたか」と告発し、「こんなむちゃくちゃな政治を絶対に変える。自公政権にレッドカードをつきつけよう」と声をからした。



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