2019年04月26日 1573号

【選挙活動で見えてきたもの 有権者との間のネットワーク作り】

 今回青島さんの選挙を手伝うことになるまで、自分は選挙というものがどういうものなのか関心をもったことがなかった。これまでの自分は、選挙を一介の有権者という立場からしかとらえておらず、従って自分が選挙活動に実際に携わるということは全く考えたことがなかった。しかし、各地域を回って個別の有権者に政策を訴える青島さんの姿を見て、また、自分自身も個々のお宅を訪問してのチラシ配布や、演説活動のビラ配りなどを手伝わせていただくことを通じて、選挙に対する考えが少しずつ変わってきた。

 選挙にとって重要なのは、有権者と候補者とが密に連携するネットワークにあること、選挙の意義とはその関係性を議会の場で反映することにあるのだということが、個々の活動を通じて自分にも認識できた。そして、各家庭の戸別訪問やチラシ配り、そして有権者への政策のアピールは、有権者との間のネットワーク作りの一環である、ということが今回初めて分かった。

 今回の落選は、青島さんにとっても、そしてこの半年の間尽力を重ねてきたスタッフの方々にとっても不本意なことであったろうと思うが、ただ、この半年の間で各有権者との間に強いパイプが積み上げられたことは何より大きなことだろう。選挙が終わったからハイおしまい、で済ませることなく、このパイプを何らかの形で生かすことが出来るようになれば、と、微力ながら力を尽くした一人として思いたい。

(首都圏なかまユニオン・木村英徳)
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