2019年05月24日 1576号

【市民派改革もっと前へ/土屋のりこさん 2期目必勝期す/安倍政権の横暴から区民を守る/自治体は税の再配分機能を生かせ/尊厳ある介護・福祉を/東京・足立区議選】

 5月19日、東京・足立区議選が告示される(26日投票、27日開票)。前回5077票を得て初当選した土屋のりこさんは、無所属市民派議員として4年間積み重ねてきた実績を携え、2期目をかけた選挙戦に臨む。必勝への決意が寄せられた。

 4月、統一地方選が行われました。特徴の一つに「NHKから国民を守る党(N国)」やキワモノ候補の躍進があります。地道にコツコツと頑張ってきた候補者たちが悔し涙を流し、キワモノ候補が当選できたのはなぜか。民主主義的社会主義への変革をめざす私の議席を守るために、どう闘うべきか。

 N国の主張は「NHKから被害を受けている国民を全力で、命がけでお守りします」「NHKをぶっ壊す」。ただそれだけです。そのシングルイシューが社会に不満を持つ一定層の人びとの心を動かし、不満の受け皿となった、と東京新聞(4/27)は分析します。

 NHKへの私憤というウルトラ私主義的かつ破壊主義的な思想に、世の変革を求める人びとの気持ちをかすめ取られるのはごめんです。ならば私は、ど真ん中ストライクコースの剛速球、安倍打倒と経済政策を掲げ、選挙戦に挑もうと思います。

 「安倍政権の横暴からあなたを守ります」「1600億円ため込んだ基金を人間に使うあだちへ!」

 安倍政治は酷すぎます。暮らしを切り捨てる安倍政権に対し、地方自治体がしっかり税の再配分機能を生かせるかどうか。区政に問われる役割です。

 足立区が子どもの貧困問題で「野菜から食べよう」「歯を磨こう」と口先だけの対策を言っているのは大間違いだと委員会などで指摘し、経済的給付策こそ根幹に据えた対策を、と求めてきました。一昨年、昨年と奨学金返済補助事業(100万円を40人に給付ほか)が実現しました。

 足立区の財政は非常に裕福で、4年間で600億円も基金を積み増しし、昨年度末の基金残高は1600億円になりました。税金を取り立てておいて住民サービスを行わなければ、貯金(基金)が貯まるのは当たり前です。その一方、3月の区議会第1回定例会で国民健康保険料がまたもや値上げされました。暮らしにばかり負担を押しつける区政を変えたい、と政策提言を重ねてきた1期目の4年間でした。

 無所属ながら、奨学金返済補助をはじめ陳情採択、看取り住まい支援助成など多くの制度が実現できました。

 今、区内を回り、辻立ちでこう語っています。「足立区には暮らしを豊かにできる財政力があります。人間のためにきっちり税金を生かす区政へ。市民派改革をもっと前へ。安倍政治の横暴からあなたを守ります。土屋のりこです」

 うれしい電話がありました。「のりちゃん、元気か。あなたは心のきれいな人。報酬を返上している。他の議員もなぜ同じようにしないか。絶対頑張れよ」。SNSでも、政策のことだと思いますが「清潔感がある」と評していただきました。辻立ちの際も「頑張っておられる姿を見て私も頑張ろうと思えました」と駆け寄って来られた女性がいらっしゃいました。

 みんな、理不尽と格差拡大、苦しい暮らしの中で頑張って生きています。そんな大勢の人たちにこそ寄り添える政治家でありたい、と辻立ちしながら信念を固くしています。

 私のイメージキャラは、アンパンマン。どうしてか。アンパンマンは、お腹を空かせて困っている人に自分の顔を食べさせてあげます。土屋のりこは、自分の議員報酬を返上し、政務活動費も受け取らずゼロを貫き、浮いた税金を豊かに暮らしたいと願う人のために使えと言っています。実践しています。正義の味方、土屋のりこをぜひ応援してください!―と思いついた応援演説のシナリオを披露していたら、事務所は爆笑の渦でした。

 「見た目も似てきた」というご意見もいただくので、前回よりもっと「正義の味方アンパンマン」のイメージを打ち出したいと思っています。

 共に闘い、共に勝利しましょう!





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