2019年11月01日 1598号

【韓国・沖縄連帯スピーキングツアー兵庫集会へ 済州の映画を観て活発な論議 ZENKO兵庫実行委員会】

 10月14日、西宮市内でZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)兵庫実行委員会が開かれ、映画『クロンビ、風が吹く』を集まったみんなで鑑賞しました。この映画は2013年に公開され、韓国済州島(チェジュド)で海軍基地建設に抵抗する人たちを描いたものです。クロンビとは建設現場の海岸にある1・2kmもの一枚岩で、様々な絶滅危惧種が棲息し、村人たちの聖地とされてきた所でした。現在、基地は完成し、済州島にはさらに軍が使用すると思われる第2空港が建設されようとしています。

 11・4団結まつりと12月スピーキングツアーに来日するノ・ミンギュさんは、この基地建設に反対し、済州道庁前で抗議活動をしています。

 映画後の交流討議では、さまざまな感想が。「荒波、夕日、朝日、自然がずっと続いてきた一枚岩。自然に脅かされて人間の力ではどうしようもないというようなものを散りばめながら、基地建設への抵抗。怒りが続きながらも、希望があるような無いような、でもやり続けなければならない闘い。(ミサイル配備と闘う)ソソンリとは違うと思った」「民族の文化¢ホ大国の暴力≠ェ浮き彫りになった」「6月にもノ・ミンギュさんが来日したが、この映画を見ていなかったのが恥ずかしかった」「韓国警察は紳士的ではなかった。地図で見ると済州島は近いなと」「村民の団結力がすごいと思った。沖縄に行った時も感じた」「韓国の軍隊が自国民に暴力的になれるのは、日本よりも反共主義に侵されているのではないだろうか?」ーなど。映画のインパクトが強かったせいか、次々と意見を出し合いました。

団結まつりへチーム分担

 12月にはスピーキングツアー兵庫集会を西宮で開催します。そのステップとして団結まつりをみんなで作っていこうと話し合いました。

 まつりには、韓国屋台チーム、展示学習チーム、激励物チーム、ステージ登壇チームに分かれて取り組むことを議論。特にステージ登壇では、韓国でも流行っている日本のアニメーション「クレヨンしんちゃん」や「マジンガーZ」の替え歌をやろう、韓国の歌を歌おう、などいろいろな意見が出されました。

 ZENKO兵庫として通信を作り戸別訪問で配っていくこと、通信には会議の写真を載せてより親近感が持てるように活動を紹介することが提案され、会議の終わりにみんなで写真を撮りました。

 次回会議では、12月ツアーのもう一人のゲスト・奥間政則さん(土木技術者/沖縄ドローンプロジェクト分析担当責任者)も登場する映画『ドローンの眼』上映も行います。地元でのツアー集会(12月7日〈土〉18時30分〜西宮市立勤労会館)成功に向け頑張っていくことが確認されました。

(ZENKO兵庫・加瀬秀雄)

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