2019年11月08日 1599号

【大阪市上告断念 維新支配との闘い励ます ひげ裁判高裁勝利集会】

 10月19日、大阪市内で「ひげ禁止訴訟高裁勝利集会」が開かれた。9月6日の高裁判決は一審に続き市によるひげ理由の人事評価減点は違法とし、同20日、市側は上告を断念。維新市政の違法行為断罪が確定し、維新支配と闘う労働者に勇気を与えた。参加者はその意義を共有した。

 井上将宏弁護士は「『身だしなみ基準』は任意の協力を求めるもので、ひげがルール違反、無視には当たらないことが明確にされた」と改めて判決内容を確認。谷真介弁護士は、判決後の大阪市とのやりとりを紹介し、「賠償金の支払いも、市側は当初は第三者弁済として大阪メトロに払わせようとしていたが、通知書を送りつけ、大阪市から払い込まれることとなった」と責任逃れを許さなかったことを強調した。

 原告の運転士・河野英司さんは、支援への感謝とともに「職場でも祝福の声がかけられた」と述べた。大阪メトロと大阪市に対し、今後も不当な支配を許さぬ要求を強める。また、12月22日の「ひげ禁止訴訟勝利祝勝会」(天満・国労会館)も呼びかけられた。
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