2019年12月06日 1603号

【みるよむ(537) 2019年11月23日配信 イラク平和テレビ局in Japan 東アジアの平和をつくろう ―韓国・代案文化連帯 キム・アランさん】

 11月4日「東アジアの平和をつくろう!STOP改憲!団結まつり」が大阪で開催された。韓国から参加した代案文化連帯のキム・アランさんは日韓平和市民の共同行動≠訴えた。

 キム・アランさんは、まつりステージで「10月31日に朝鮮民主主義人民共和国の飛翔体が2発発射されました」と発言。2018年に進展した平和交渉を壊しかねない挑発が米国、韓国、朝鮮で見受けられる。

 キム・アランさんは、星州(ソンジュ)のTHAAD(サード 高高度ミサイル防衛システム)撤廃について、「基地工事の中断を訴える住民たちは10月、環境影響評価や基地工事などすべてのTHAAD配備手続きを拒否し、その補償も拒否する決議文を発表しました」と市民の闘いを報告した。

 済州(チェジュ)島の軍事基地反対運動については、「島民たちは、空軍基地に活用されるだろう済州第2空港建設計画を阻止するために、今日も断食と籠城を続けています」と訴えた。済州ではすでにカンジョン海軍基地の建設が強行されている。「たくさんの命を破壊しながら進められている済州の軍事基地化の姿は、本当に沖縄にそっくりです」と指摘する。

 団結まつりに参加予定だった済州島の平和活動家ノ・ミンギュさんは、第2空港建設反対の断食闘争に入り参加できなかった。キム・アランさんはまつり参加者と一緒に「ノ・ミンギュ、がんばれ 戦争基地建設中断」とコールした。

 交流の広場でもノ・ミンギュさんの断食闘争について語る。「済州島民たちの手紙を携えて環境部の長官に面談を要請しました。命を削る断食闘争です」

ユース参加団に期待

 そして、「韓国と日本の青年たちが1月に集まることになりますよね。こうした平和運動の中で発展して分かち合いたい」と2020年1月に開催される日韓ユース平和参加団in 済州の成功に熱い期待を表明する。

 済州のノ・ミンギュさんは、2019ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)スピーキングツアーで来日する。ツアーと日韓ユース平和参加団をぜひ成功させたい。この映像で日韓市民の国際連帯の輪を広げたいと思う。

(イラク平和テレビ局in Japan代表・森文洋)



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