2019年12月13日 1604号

【安倍打倒の気持ち さらに強く―札幌集会】

 札幌でのスピーキングツアー集会も4度目。昨年に引き続き直前に大雪が降り、路面も凍結する中、18年冬集会を上回る11人が参加した。

 奥間政則さんからは、ドローンを使った辺野古新基地建設の監視活動や、市民や労働組合の闘いの報告があった。「ドローン規制法成立にひるまず、私たちは従来通りドローンを使った闘いを続ける」と奥間さんは決意を語った。

 ノ・ミンギュさんは、基地建設に伴い多くの村が消えていった歴史、韓国での基地反対闘争を報告した。

 質疑応答では「軍事基地建設の動きは大統領が誰であっても同じなのか」「日米間と同じ地位協定は韓米間にもあるのか」などと質問が出された。ノ・ミンギュさんは「韓国政府には自主防衛の方針もあり、盧武鉉(ノムヒョン)政権や文在寅(ムンジェイン)政権の下でも軍事費を増やしている。米国の対中戦略に組み込まれる心配もある」「SOFA(在韓米軍地位協定)という地位協定があり、廃止を求めて闘う市民がいる」と答えた。

 参加者からは「沖縄と済州島で起きていることは同じ。辺野古阻止、安倍政権打倒の気持ちが強くなった」「日韓ともに民意を完全に無視して国策を強硬に推し進めており、許されない」という感想が出された。2つの闘いが似ているという感想は前回と同じであり日韓の共通課題だ。

 全交北海道は、従来チラシ置きのできていなかった空白地域を減らそうと会議で決めて実行した。新たにチラシを置いた地域からの参加者もあり、「行動すれば返ってくる」という確かな手応えも感じた。

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