2019年12月20日 1605号

【沖縄集会 安和海上大行動に連帯】

 沖縄集会当日の3日、ノ・ミンギュさん、奥間政則さんを含めZENKO参加団ら9人は名護市の「安和(あわ)海上大行動浜大集会」に合流した。

 安和桟橋からの土砂搬出が始まって1年となるこの日、66艇のカヌー隊が海を埋めるように集まり、「違法工事中止せよ!」「美(ちゅ)ら海を守れ!」と掲げて海岸の集会と呼応する。市民230人が海と陸から抗議の声をあげた。奥間さんはこの集会も海上からドローンで撮影した。

 夕刻、スピーキングツアー沖縄集会は那覇市の船員会館で開催された。62人の参加で会場は満杯に。連帯あいさつは、奥間さんとともに「あつまれ辺野古」共同代表を務める儀保昇さん、東村高江から「ヘリパッドいらない住民の会」伊佐育子さん、狩俣信子県議など。辺野古ゲート前のリーダーの一人上間芳子さんらも参加し、運動で培ってきた連帯が集会の幅広い成功につながった。

 地元メディアも注目。琉球朝日放送は翌日、集会映像を伝え、「地元の合意なしの無理な工事を市民が監視していく活動は非常に重要だと感じた」とコメントした。

 ノ・ミンギュさんは「今朝、安和大行動に参加した。沖縄も韓国も政府が地元の声を一切聞かずゴリ押しするのは一緒だ。日韓市民が連帯して止めたい」と熱く語った。参加者から「闘いの現地で活動する方のお話は新聞等ではない迫力がある」「軍事化へあらがっている土地の痛み、悲しみ、悔しさを持ちながら、希望を失わず闘っている」など多くの感想が寄せられた。

 主催したZENKO沖縄の新垣仁美さんは「ZENKO運動でつながってきた人びとに支えられた集会となり、うれしい」と成功を喜ぶ。

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