2019年12月20日 1605号

【「桜を見る会」逃げ切り許さない 逃げ隠れせず出てこい 官邸前大行動に1千人】

 「権力私物化やめろ」「桜を見る会疑惑徹底究明」―政治の腐敗に怒りをぶつける大行動が12月4日、首相官邸前で取り組まれ、1000人が結集した。

 主催者を代表し、総がかり行動実行委員会の高田健さんが「アフガニスタンでペシャワール会の中村哲医師が殺害された。心から哀悼の意を表したい。中東への自衛隊派兵が直接間接に関わる。安倍晋三のしっぽを絶対離さず、闘い抜く」とあいさつ。

 国会議員も「資料要求した5月9日、破棄答弁の5月21日、バックアップデータに招待者名簿はあった。証拠隠滅できるまで黙り続け、隠し通す。これは犯罪だ」(宮本徹・共産党衆院議員)と厳しく糾弾する。

 「ルールを破り事後検証もできず責任をとらない安倍首相。公職選挙法・政治資金規正法違反の刑事責任を最後まで追及する」と語気を強めたのは、市民連合の広渡清吾東大名誉教授。萩生田光一文科相の地元事務所に「身の丈」発言や教育勅語掛け軸など6項目の公開質問状を突きつけた八王子アクションの市民は風刺紙芝居を掲げる。

 大江京子弁護士(改憲問題対策法律家6団体連絡会)は「権力の私物化、お友だちの優遇。国会で説明せず、ふざけた態度ではぐらかす。行政・司法も安倍政治に絡めとられ、行き着く所まで行った」と危機感をあらわにした。



全国各地で「私物化を許さない」

 12月3日、「桜を見る会」私物化を許さない 安倍政治を終わらせよう!大阪総がかり行動緊急集会とデモに300人(上)、4日には大津市で安倍政治を終わらせよう緊急デモ(下、主催全交滋賀、平和と市民自治の会)など、各地で「「花見で使った税金返せ!ともに声を上げよう」と市民が行動した。

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