2020年01月03・10日 1607号

【地域の声を力に変える】

みんなで全戸訪問―横浜・鶴見 広がる市長リコール受任者

 平和と民主主義をともにつくる会・かながわの「みんなで全戸訪問に出かける日」。12月15日は初参加1人を含む7人で横浜市鶴見区内を回った。別の日の訪問個所と合わせて139軒訪ね、39軒で会話ができた。

 「桜を見る会」文書廃棄疑惑の影響だろう、「われわれ個人事業者は申告するだけで大変な上に申告書類は5年保存義務がある。今の政治はおかしい」と憤る男性に出会う。「カジノは大反対。(市長リコール署名の)受任者を集めるから、申込用紙を何枚でもくれ。協力する」とうれしい申し出があった。

 カジノについてはこの男性のほか、「藤木さん(横浜港運協会会長)が反対している。俺は港湾関係の仕事をしていた。俺も反対だ」「カジノね。博打でしょ。大反対」と快く受任者登録した人が6人。一方、「横浜市の収入が増える」「雇用が増える」「自分はカジノをやる。海外に行かなくて済む」といった声も聞いた。だが、カジノ賛成であっても、高い介護保険料や福祉・医療に税金を使わない林市政、「桜を見る会」や安倍政治への不満を話題にする中で「ひどいよな。わかった」の言葉を引き出し、『青島まさはる通信』読者になってもらえた人もいる。

 訪問終了後は焼き芋とミカンをほおばりながら、楽しく反省会。『通信』読者14人、協力者4人を得られた成果を確かめ、「地域に出れば出るほど支持・協力者は生まれる。次回はもう一回り参加者を広げよう」と話し合った。

戦争は絶対いや―兵庫 抗議ファクスにも次々協力

 スピーキングツアーとして初めて開催した兵庫集会は100人の参加で成功した。

 中でも街頭宣伝で出会った方たちが参加された意義はとても大きいと思っている。70歳のSさんは「韓国が大好きだ。65歳から韓国語を学び始めた。日韓の過去の歴史は変えられないが、未来は変えられる。今まで政治のことに関わってこなかったが、それではだめだ」と集会後の実行委員会にも参加された。

 12月21日には兵庫集会報告と今後の取り組み案内のために戸別訪問。「安倍やめろ!」抗議のファクスも集めた。

 地域の通信読者、刃物屋のHさんは、戦地から帰ってきた兄がマラリア発症で苦しむさまを今も恐怖とともに覚えている。「戦争は絶対いや!安倍さんの顔をみるたびに腹が立ってテレビの画面を拳で殴りそうになるの」。抗議ファクスにも「すべてにむかつく」と書かれた。花屋のMさん夫妻も「早く辞めてください。待ってます」「桜より国民の方を向いて」。

 地域のコミュニティーを運営するAさんは、チケットを買って下さっていた。集会当日のパンフレットを渡して報告した。1月「日韓ユースin済州」報告会は皆さん興味をもって受けとめてくださった。

 さらに、戸別訪問の豊かな会話の中で、ZENKO兵庫の活動を広めていきたい。

(ZENKO兵庫・三橋英子)

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