2020年01月03・10日 1607号

【1月日韓ユース平和参加団in済州へ 同世代の若者と学び、考え、闘いをともに】

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は日韓市民の連帯を築いた全国スピーキングツアーに続き、2020年1月10日〜13日、青年による「日韓ユース平和参加団in済州(チェジュ)」を企画している。ZENKO共同代表の田中拓真さんから抱負と呼びかけが寄せられた。

田中共同代表が新年へ抱負

 現在、日韓関係は徴用工問題に端を発し、かつてなく悪化しています。米朝交渉が進展を見せていない中で、今必要なのは日韓市民の交流による東アジアの平和の構築です。

 「日韓ユース平和参加団in済州」は日韓青年が韓国の済州島を舞台に日本の植民地化、済州四・三事件など悲惨な歴史を学び、現在の海軍基地建設、第2空港(空軍基地)建設など軍事要塞化に反対する闘いをともにします。

 これまで5回の実行委員会を重ね、日韓の歴史、済州の歴史、軍事化の問題などを学びました。私は、済州島についてはリゾート地といった漠然としたイメージを抱いていましたが、歴史を紐解くことで、美しい中に戦争の爪跡が残る悲しい島でもあることを知りました。

 また、辺野古と済州など軍事化の問題だけでなく、若者の抱える悩みや生きにくさなどを共通する課題についても交流します。先のスピーキングツアーで済州の若者が生きられなくなると訴えたノ・ミンギュさん、またこれまで日韓連帯を深めてきた代案文化連帯のメンバーなど韓国の同世代の若者とともに学び、考え、交流することで国境を越えた連帯を紡ぎ、乗り越える力としていきたいです。

 終了後は、各地で報告会を行う予定です。現地の声を、そして私たち一人ひとりが何を学んだのかお伝えできたらと思います。ご参加よろしくお願いいたします。

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