2003年06月06日発行791号

【ドイツ―PDS民主主義的社会主義党 ウルリッヒ・ラムベルツさん イラク戦争は国際法違反】

写真:顔写真

 イラク戦争反対のPDSの立場は特に明確だ。国内外の平和運動のあらゆる活動に参加してきた。二月十五日はベルリンだけでも五十万人がデモに参加した。感動的だったのは、三月十五日のロウソクを灯した人間の鎖。十万人がベルリンの西の端から東の端までつながった。このような形の抗議行動はアメリカ大使館前で毎週行われる数千人規模の月曜デモに引き継がれている。PDSが第二党のベルリン市議会では、アメリカの「シティーズ・フォー・ピース」にならって「平和都市」の決定を行った。

 PDS全国委員会は四月五日臨時党大会を開き、米英両政府を国際法違反の戦争で自らの力の政治権益を押し通すために民間人を大量殺戮した、と非難した。平和運動の活動家を招いて討議したが、彼らはこの戦争は国際関係を野蛮状態に引き戻す汚い植民地主義の戦争だと述べていた。アメリカ帝国は全世界に広がるこれほどまでの大衆的な抵抗を経験したことはないだろう。

 ドイツ政府に対し、イラク攻撃を侵略攻撃として非難するための国連特別総会を招集するよう迫った。また、国連主催によるイラクの将来についての国際会議開催というイラク共産党の提案を支持する。その会議で、大量破壊兵器・経済制裁・民主主義などすべての問題解決が、関係するすべての勢力の参加の下で行われるべきだ。

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