陸上自衛隊先遣隊などの派兵が強行されようとする中、新年早々、全国各地で派兵反対行動が起きている。東京では1月9日の外務省包囲行動に続いて1月11日午後1時11分に、イラク派兵反対の意思を「音」で示す「アクション111」が行われた。日比谷公会堂には1700人が集まり、集会後、銀座をデモ行進。このアクションは全国21か所でとりくまれた。
写真・上 呼びかけ人を先頭に「アクション111」(1月11日・東京) 写真・下 大阪では屋外で集会(1月11日)
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午後1時11分。全員が立ち上がり、持ち寄った太鼓や笛、タンバリン、ドラなどの音を一斉に鳴り響かせた。合わせて「戦争反対」「自衛隊行くな」のコールと拍手が繰り返され、手作りのプラカードが高く掲げられた。
「アクション111」について主催者から「政党や労組に動員要請しない手作りの市民集会だ。イラク派兵反対の一点でスクラムを組もうと呼びかけた。ホームページへのアクセスは2週間足らずで9800を超えた」と報告。
集会では若者らが次々とアピール。「ピンクの衣装を着て戦争反対を訴えている。若い人を巻き込んで新しい世界を作ろう」(女性グループ)「大義や正義を捨てて、それでも国益というのか。派兵にアジアの人々が警戒していることを意識すべきだ」(在日韓国人三世の学生)
小学生の息子を連れて参加した女性は「今、反対の声を上げないと絶対後悔すると思って参加しました。子どものためにも私の義務だと思っています」と一緒にデモに加わった。
同じ時間帯に、北は北海道・札幌から南は沖縄・那覇まで全国21か所で、このアクションが行われた。大阪では500人以上の市民・若者・高校生などが参加。京都市や兵庫県加古郡などでは寺の鐘を鳴らす取り組みもあった。
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