2004年08月13日発行850号

【UUI(イラク失業労働者組合)書記長 カシム・ハディさん】

写真:顔写真

 占領直後にUUIを結成し、職や失業手当を求めて闘っている。昨年6月、はじめてのデモ以降、バグダッドで15回、他の主要な都市でも7回のデモを行ってきた。

 昨年7月28日からの45日間座り込みには、進歩的な諸団体も支援に駆けつけてくれた。キルクークでは支援デモに取り組んだ。イラク全土にUUIの闘いが広がっている。

 いまイラクでの雇用状態は、公的部門で少しずつ回復しつつある。しかし、多国籍企業も治安の問題などで仕事を始めていないため、民間の雇用機会はなく、失業率は依然高いままだ。現在、1千万人から1200万人の失業者が存在している。

 UUIは占領当局・暫定政府に対して行動を重ね、失業問題解決を最優先課題として取りあげさせた。この1年余りの闘いで約4000人の雇用を確保する成果を上げた。

 またUUIは、失業者とその家族が安価に医療が受けられるように、15の病院施設の協力を得ている。72人の医師と共同して無料医療を提供できる。6人の外科医もふくまれ、無料で手術もうけられる。

 占領当局が生活に必要な基本的な公共サービスが提供できていない中で、電気や浄水の供給などの仕事をイラク人の手に戻せ、UUIにさせろと要求して闘っている。

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