2020年01月17日 1608号

【関生支援元旦行動に400人/全国に広げる決意新た】

 全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)に対する大弾圧を許さない元旦行動に、関西、東海などから昨年の倍以上、400人近い労働者、市民が結集。大阪府警外周をデモ行進した。

 関生支部坂田副委員長は「働く人の利益や権利を守ることが強要や恐喝に仕立てられている。私たちの活動が利益優先、安全性切り捨てのゼネコン大企業にとって都合が悪いからだ」と弾圧の背景を指摘し、「ストライキをして要求をかちとる。何も悪いことではない。今年も、悪質な企業に対しては、どんどんストライキを打っていく」と年頭の決意を表明した。

 支援の輪は着実に広がっている。反弾圧京滋実行委員会は、関生支部委員長が不当勾留されていた大津署、移送先の京都南警察署に対する抗議行動を毎週続けてきた。警察は大阪府警にまたもや身柄を移したと報告し、1月21日学習会、2月18日の映画と講演会で闘いを広げる。「労働組合つぶしを許さない東海の会」も学習会を企画。「市民と労働組合の壁を取り払いたい」とあいさつした。

 反弾圧実行委員会の小林さんから「大阪府労委では勝利命令が続いている。弾圧の根拠が崩れた。毎週土曜日の大阪府警抗議行動、京都での公判傍聴行動とともに支援運動の全国化のための全国行脚を行う」と反転攻勢に出る方針提起があった。

 集会後、大阪府警をぐるりと一周する包囲デモで、抗議の声を上げた。

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