2020年02月07日 1611号

【学び連帯深めた日韓ユース イラン戦争反対共同行動へ】

 1月10〜13日に開催した日韓ユース平和参加団in済州では、多くの成果を得ることができました。

 一つ目に、日韓の若者が4日間行動を共にし、平和について考え、連帯をより深めることができました。夜の交流会では初めて司会を共同で行い、事前に打ち合わせを行うことで一体感ある内容となりました。その他、絵のワークショップ、食事作りなどを通して交流が深まりました。

 二つ目は、済州(チェジュ)の問題が現在の自分たちにもつながる問題であると認識したことです。4・3事件やアルトゥル旧日本軍飛行場は決して過去の歴史ではありません。空港予定地のオルム(寄生火山)に登り、住民の話を聞くことで第2空港建設が済州の自然や人々の生活を破壊することを実感しました。そして自分たちが知らぬ間にその加害者となっていることに気付き、言葉を失いました。

 三つ目は、参加者の広がりです。各地域の集会などで訴え、個別に粘り強く働きかけることで日本17人、韓国18人にまで参加が広がりました。特に関東、岡山、広島から初参加者があったことは大きな成果です。

 今回、共同声明の共同行動方針は全体討議の中でより具体的になりました。まずは、イラン戦争反対の共同行動や、各地域での報告会開催など、一つ一つ実践していきたいです。

 中東、東アジアの情勢が不安定な今だからこそ、市民による日韓連帯、沖縄連帯を強化していくことが重要です。2月の沖縄参加団、5月の日韓連帯参加団、6月のスピーキングツアーなど運動の力で安倍腐敗政権を打倒し、7月の2020ZENKOin大阪を大きく成功させていきましょう。

(ZENKO共同代表・田中拓真)

 
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