2020年02月07日 1611号

【高浜4号機1月末再稼働NO 地元住民とともに自治体要請】

 関電前プロジェクトは1月24日、若狭の原発と地元で闘う斎藤征二さん、東山幸弘さん、石森修一郎さん、宮崎さんとともに、計10人で福井県高浜町、おおい町への直接要請を行いました。

 各30分の交渉では、まず「関電の原発マネー不正授受」問題を徹底究明しない限り道義的にも原発は稼働できない、と訴えました。

 高浜町は「関電の第三者委員会調査を踏まえるが、定期検査後の稼働同意は元々ない」。これに対して、蒸気発生器の不具合再発、安全対策工事の手抜きの疑いなどを追及。おおい町では「独自調査はしない」の回答に、地元参加者が「福島事故以降最初に稼働したのが大飯原発で、森山元助役の関与が大いに疑われる」と指摘しました。

 台風、豪雨災害や老朽原発についての原子力規制委新規制基準は全く不十分なので、関電に対策をとらせることを両町に求めました。

 その後、地元から「高浜4号機の蒸気発生機の破断事故で関電は小さな鉄片が原因としたが、原因究明する気があるなら鉄片を回収するはずだ」と安全軽視の関電への怒りが語られました。現地の方との交流ができたからこそわかった情報です。交流を継続し「原発の問題は消費地の問題」として闘いたいと思います。

(全交関電前プロジェクト・安井賢二)

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