2020年02月14日 1612号
【ZENKO沖縄参加団 辺野古県民大行動800人に連帯 ダンプ入構阻止行動も】
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1月31日〜2月2日、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)沖縄参加団として現地の闘いに連帯参加した。
1日目は、名護市安和(あわ)桟橋での抗議行動だ。あたりの山は削られ地肌が赤くなっている。海だけでなく山も壊していることに改めて怒りがわく。私たちは、赤土を積んだダンプの侵入を阻止する行動に参加した。この日は約30人が集まっていた。ひっきりなしに入ってくるダンプに対し、入口の前を行ったり来たりして阻止する。すんなりとは構内に入れない。少しずつ遅らせているのが分かる。
翌2月1日は、キャンプ・シュワブゲート前で行われた県民大行動に参加した。
9時からの前段集会には約70人。各地の島ぐるみ会議から発言が続く。「工事は1%しか進んでいない。県民の、全国の闘いがあるから。必ず阻止できる」。宜野湾市の小学校教員は「今、イラン戦争準備で米軍機の騒音がひどい。5分ごとに離陸し、授業も度々中断。いつ何が起こるかわからないため、テレビはつけっぱなし。戦争状態だ」と子どもが危険にさらされていることへの怒りを語る。
「安倍は、自衛隊を中東に派兵した。辺野古の闘いは、戦争をなくし民主主義を取り戻す闘い」「イージスアショア、オスプレイ配備反対など全国と連帯しよう」と力強い決意が続く。
焦る政府 行動強める
県民大行動の集会が始まった。参加は800人。
稲嶺進元名護市長が「辺野古新基地建設の技術検討会で、これだけ海を壊しても環境影響は最初と変わらないとした。こんな馬鹿な話はない」。伊波洋一参院議員は「“不同沈下”で滑走路のどこがどう沈下するかわからない。米軍基準ではアウト。河野防衛相は民間基準では大丈夫と言う。ごまかしを許さない」。
本部(もとぶ)町島ぐるみ会議は「1%しか工事が進んでいないことに、政府は多くの赤土を運び出すことに躍起だ。安和桟橋では午後6時までだった赤土積み下ろしを8時まで、塩川港では台船を2隻から3隻にしようとしている。阻止行動を強めよう」と呼びかけた。
政府がいかに工事を強化しても、あきらめずに闘って必ず阻止する決意があふれる集会だった。
(大阪・寝屋川 平和と市民自治の会・山本浩)
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