2020年02月21日 1613号

【草の根から安倍改憲を止める STOP改憲発議!新署名を全国に広げよう スタート集会に900人】

 2月6日、東京で「許すな政治の私物化!STOP改憲発議!新署名スタート!安倍政権を退陣させる市民集会」(安倍9条改憲NO!全国市民アクション主催)が開かれ900人が草の根からの反撃を宣言した。

 改憲問題対策法律家6団体連絡会事務局長の大江京子さんが開会あいさつ。「この7年余で失った共通財産と権利、民主主義と立憲主義、平和主義を取り戻す年にしよう。新たな署名運動を軸に、憲法を蹂躙(じゅうりん)し権力を私物化する安倍政権を倒そう」と呼びかける。

 元内閣審議官でフォーラム4代表の古賀茂明さんが経験を語る。2015年イスラム国(IS)に拉致された後藤健二さん救援をめぐり、「I am not ABE!」を発信。官邸の圧力で報道ステーションは崩壊した。「奥さんが身代金交渉をしていた時、安倍首相は中東に行き『ISと闘う諸国に2億ドル支援する』と宣戦布告。米空爆に苦しむ子どもや女性の映像を持ち帰ろうとした後藤さんを見殺しにし、批判するキャスターを降板させた」と冷酷な安倍官邸とそれに迎合するメディアを批判した。

 看護師でエッセイストの宮子あずささんは「命を守る看護師≠ニいう言葉を初めて使った。きっかけは津久井やまゆり園事件。事件の前の衆院議長宛て手紙に『480名の大量殺戮』と『安倍総理にお伝え下さい』が2回もあるのに、安倍首相は障がい者差別によるヘイトクライム事件として糾弾しなかった」と指摘し、命の尊厳と憲法の大切さを訴えた。

 おしどりマコ・ケンさんがトークで登場。ドイツに招かれた経験から、「ドイツの教育は第2次世界大戦後、失敗を反省。人の意見を鵜呑みにせず、それぞれ調べ考え判断し動くことが大切。最後の一人になっても自分で考え発言する。政治的中立ということで口封じする日本と全然違う。半径5bにいる人を変えよう」と熱く語りかけた。

 最後に、総がかり行動共同代表の高田健さんが「新署名を持って、安倍改憲を許さぬ闘いの主戦場≠ナある草の根の市民に入っていこう」と行動提起した。

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