2020年02月21日 1613号

【カジノ導入を止める/市長リコールへ多くの出会い/横浜・鶴見】

 1月26日都内で、カジノ反対全国交流集会が開かれた(主催―全国カジノ賭博場設置反対連絡協議会)。北海道苫小牧・千葉・東京・横浜・名古屋・大阪・和歌山・長崎から報告があり、秋田や宮崎の動きも紹介された。獲物を狙うかのようなカジノ資本の全国的蠢動(しゅんどう)がよく見える集会となった。次回は運動が盛り上がっている横浜市で開催されることも決まった。

 1月24日には「カジノの是非を決める横浜市民の会」の拡大センター会議が開かれ、カジノ導入阻止に向け、住民投票条例方針と市長リコール方針を巡って活発な議論が行われた。住民投票条例は、林文子市長与党の自民党・公明党が市議会の多数を占めるため否決が予想される。条例制定を求める署名活動を早期に実施し、条例案の否決を受けて市長リコール署名に転ずること、住民投票運動とリコール運動の双方が協力し合おうという声が、きびしい対立は残っているものの、少しずつ広がっている。

 「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」は、林市長をリコールし辞めさせる以外にカジノ導入は止められない、と学習会やリコール署名受任者集めを行っている。毎週火曜夕方と土曜または日曜の宣伝行動では、受任者登録をする多くの市民と出会える。「カジノは白紙と言って市長になったのに急に導入じゃだめだよ」「子どもにとってもよくないわよね」「カジノは絶対ダメ。夫がギャンブル依存症で大変な苦労をし、離婚した。頑張ってください」などの声が寄せられている。もちろん、少数だが「俺は賛成だよ」と言い捨てていく人もいる。

 鶴見区には条例運動・リコール運動双方が協力する「みんな集まれ、カジノ反対鶴見の会」が作られている。「ともにつくる会・かながわ」もここに参加し、活動を強める。

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