2020年02月28日 1614号

【大津市の民営化路線転換を ワンデイアクションで市民が要請】

 2月13日、「平和と市民自治のまち大津をともにつくる会」は、市の民営化路線の転換を求めワンデイアクションに取り組みました。

 市長公室に、保育園・水道の民営化をやめ▽支所を存続させ▽市民病院の医療充実―など「市民の命と生活をまもる署名」777筆を提出。代表・中川哲也さんが「大きな団体を通じて集めた署名ではなく、一軒、一軒訪問し集めてきた署名です」と強調しました。

 続いて各担当部局に要請。

 1月に就任した新市長は「水道事業は公共がやるべき」と担当課に指示しています。しかし、上下水道の広域化については、視察も含めて推進の姿勢でした。会は「国の水道事業広域化の狙いは大企業が儲けるための市場化。その先は民営化」と指摘しました。

 保育園の民営化問題では、「民営化は白紙に戻す」との新市長指示を受け、「民営化の検討はもうないのかなと思う」と担当課長が発言。会からは「公立園の民営化にストップがかかってホッとしているが、すでに民営化は進んでいる。今年度4月には、公立園で239名の定員割れがある。民間園なら3つ分で、大きな空洞が公立園にできている。その一方で、民間園を多くつくる。これは民営化だ」と民営化の流れを断ち切るよう声をぶつけました。

 これらの新市長の指示は、民営化反対の市民運動の成果です。会は3月22日「大津市の民営化路線を許さない集会」(14時〜大津市勤労福祉センター)を開催します。市民の参加で大きく成功させたいと思います。

(平和と市民自治のまち大津をともにつくる会・I)

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