2020年02月28日 1614号

【電力消費地元から関電の原発を止める 関電前プロジェクトが集会】

 2月11日、大阪市内でZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)関電前プロジェクトは「電力消費地元から関電の原発を止める!」集会を行った。

 関電前プロジェクトは、原発周辺自治体への要請を2011年直後から続けている。1月24日には現地の活動家とともに福井県おおい町・高浜町へ。原発マネー問題で前おおい町長の関与の調査が必要などと訴えた。

 医療問題研究会の林敬次医師は、現在の福島での健康被害として、周産期死亡率の増加に加えて低出生体重児の増加を報告した。

 福島県と国が進める帰還強要政策の下、避難者に「家賃の2倍の損害金を払え」との請求が送りつけられている。茨城県から避難している羽石敦さんは「避難者を追い出すのは、国連の『国内避難民に関する指導原則』違反。裁判に向け、多くの方の支援を」とアピール。3月9日には、「原発事故避難者 二倍家賃支払債務確認請求訴訟」が東京地裁に提訴され、支援の会が結成される。

 関電前プロジェクトは、福島事故から10年目となる3月11日、関電本店前での抗議の座り込み集会と申し入れ行動を行う。「ぜひ積極的参加を」と呼びかけられた。

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