2020年03月06日 1615号

【国会前1800人の熱気 疑惑つぶし・検察人事介入糾弾!/ウソとごまかしの政治許さない!】

 総がかり行動実行委員会は2月19日、「ウソとごまかしの政治は許さない!官邸の検察人事介入糾弾!自衛隊は中東から撤退せよ!安倍9条改憲発議NO!安倍政権退陣!」を掲げ国会議員会館前行動を行った。1800人が集まり、桜、カジノ汚職、検察人事、中東自衛隊派兵、稲田改憲発言などに怒りの声を上げた。

 憲法共同センター・自由法曹団幹事長の泉澤章さんが「桜を見る会は安倍首相の法律違反の疑いが濃厚。桜を見る会を追及する法律家の会≠立ち上げ、安倍政権のウソを徹底的に究明する」と主催者あいさつ。

 改憲問題対策法律家6団体連絡会から弁護士の森孝博さんは「東京高検黒川弘務検事長の定年延長閣議決定は、政権の腐敗に捜査のメスが入らないよう検察トップに政権に忖度(そんたく)できる人物をあてがう疑惑つぶし。決して見逃してはならない」と糾弾した。

 弁護士の杉浦ひとみさんは「稲田朋美自民党幹事長代行が『国会議員に女性が少ない。法の下の平等の憲法14条を変えクオータ制を』と発言。国会で野党党首の選択的夫婦別姓発言時『結婚しなきゃいいじゃない』と叫んだのはどこの議員か」と改憲誘導を批判。

 また、「羽田増便による都心低空飛行計画に反対する東京連絡会」から「3月29日の夏ダイヤから、東京都心を航空機が低空で降りてくる。新宿で高度1000b、大井町では300b。騒音の町になる。安倍政権が賃金を上げず外国人客4千万人が落とすお金でGDPを上げるためだ。生活環境、経済にも関わる大問題」と訴えがあった。

 最後に、総がかり行動共同代表の高田健さんが「止めよう辺野古新基地建設!辺野古裁判勝利!首都圏集会」(3月6日18時30分〜日本教育会館)などを呼びかけた。

中東派兵閣議決定撤回へ

 翌20日には都内で、法律家6団体と総がかり実行委の共催による「中東派兵に反対し閣議決定の撤回を求める集会」が開かれた。

 東京新聞の半田滋さんが報告に立ち、「海上自衛隊は今回、中東に初めて一佐3人を派遣した(海賊対処では二佐)。安保法制の施行で他国軍との共同行動が地球規模に広がっている。調査・研究名目の派遣は中東における米国の『新たな戦争』に迅速に対応する狙いがある」と指摘した。

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS