2020年03月20日 1617号

【「カジノいらん」と40時間座り込み 次も多彩に阻止めざす】

 「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」(代表山川よしやす)は、「カジノいらん」という市民の声を「維新」松井一郎大阪市長にぶつけようと市役所前で、3月5日(木)の朝8時から翌日24時まで連続40時間座り込み行動に取り組んだ。

 初日はみぞれ交じりの寒風の中。「暮らしのために税金使え」などの横断幕も人目を惹き、チラシを受け取る人はカジノの賛否を問うシール投票にも積極的に応じた。賛成シールは数枚、反対シールは隙間なくビッシリ貼られ、圧倒的反対の民意が一目瞭然となった。

 「ただ今〇〇時間座り込み」。1時間ごとに経過時間を表示するボード。「時報」代わりに拍子木を打ち鳴らし「カジノ用心、火の用心。カジノはあかん、博打です」とコールが響く。夜も更けると寒さもピーク。仕事を終えて駆けつける人、温かいおにぎり持参で参加する人など、夜通し交流も盛り上がり寒さも吹き飛ぶ。

 6日は一日晴れ。昼間はぽかぽか陽気に。午後には共闘団体が次から次へと激励に駆けつけ、連帯アピールが続く。維新のスローガン「大阪の成長を止めるな」の嘘にだまされず、カジノ事業者や大手ゼネコンだけがぼろ儲けするカジノを止めようと、マイクで訴えた。

 通りがかった人が「父がギャンブルにはまり家族が大変な思いをした」と、取り組みに共感。ボードを掲げて一緒に座り込んだ。バイクでかけつけた若者も2晩をともにした。

 山川よしやす代表とスタッフは更に多彩な運動で都構想、カジノを止めて行こうと次の取り組みを考えている。また新型肺炎感染症問題も、政府や維新の福祉・医療切り捨て政策による人災なのだと訴えていくことを確認し合った。

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