2020年03月27日 1618号

【「緊急事態宣言」NO! コロナ対策の名で民主主義を壊すな 国会前で連日抗議】

 改悪新型インフルエンザ特措法=「緊急事態宣言」法が3月13日の参院本会議で、閣議決定からわずか3日後、衆参7時間半足らずの審議ののち可決・成立した。参院での反対は共産党13人、れいわ新選組2人など18人にとどまった。

 国会議員会館前では、都教委包囲・首都圏ネットワークの呼びかけによる緊急行動が9日からほぼ連日取り組まれ、参加者はのべ350人に上った。

 13日、参院採決を許すまいと駆けつけた人びとから、ウイルス対策を大義名分とした翼賛体制化に対する危機感とともに、悪化する生活と雇用への支援の抜本的拡充を求める声が出された。「憲法破り放題の安倍が非常事態宣言する権力を持つ。それに社民党までが賛成。情けない。国会への事前報告、付帯決議にするなら法律に入れろ」「株価の下落で、株に投入された年金資産が目減り。消費税を5%に引き下げ、将来的に廃止し、所得税や法人税の課税を強化すべきだ」

 民主主義破壊、命と健康軽視の事例報告も相次ぐ。「都議会ホームページで、傍聴は遠慮を、と発表された」「PCR検査がやられていない。妊婦も何回も何か所も医者に行かないと受けられない」…。参院内に届けとばかり「新型インフルエンザ特措法撤廃」「安倍政権の独裁を阻止するぞ」「緊急事態反対」のシュプレヒコールが響いた。

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