2020年03月27日 1618号

【来年「3・11」10年を“原発ゼロ”で迎えるために】

 私にとって脱原発の原点である「3・11」。来年21年で10年になる。この節目を”原発ゼロ”で迎えるためのスタートとして今年の「3・11」行動を関西電力本店前で取り組んだ。

 新型コロナウイルスを理由に国の「3・11」慰霊行事が中止となったが、そもそも来年には終わらせようとしていた。このことからも関電本店前での「3・11」行動の重要さが増す。

 春一番の強風、日差しは暖かい。「フクシマ原発事故は収束するどころか汚染と健康被害が広がり続けている」と呼びかけた。「関電は金銭授受問題に象徴される金まみれ経営のもと、老朽原発の再稼働さえ狙っている。電力消費地、大阪から関電の原発を止めよう」

 犠牲者の鎮魂として震災発生の14時46分にダイ・イン、集会前後に黙祷を行った。「同じ過ちを繰り返さない」とグルグルウオーク(関電周辺と大阪地検の2コース)。平日で参加できない多くの人の思いを伝えようと「311人の関電へのメッセージ」を集め、脱原発の声がある事を示した。全原発稼働断念・「原発マネー不正受領問題」完全解明など関電への申し入れ書と合わせて受け取らせた。

 その後、関電の「原発マネー不正受領問題」第三者委員会の最終報告が出される14日までの4日間、連日関電本店前に座り込み、社員に直接訴えた。3月22日14時から反原発交流会を大阪市城東区LAGセンターで行います。今回の「3・11」行動の反省と今後の方針討議に、ぜひご参加を。

(ZENKO関電前プロジェクト・安井賢二)

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