2020年03月27日 1618号

【住民自治の視点で、今こそ市民の命とくらし守る市政に 大阪府茨木市】

 新型コロナウイルス感染症対策のため、公共施設の休館が相次ぐ。「憲法いかそう茨木市民の会」は3月15日、「山本よし子とともにすすもう・市民のつどい」を屋外で開いた。

 「こんな集会を待っていた。今だからこそ、みんなで集まることが重要。山本さんたちの運動を応援する」と参加者。意気が上がる。

 前枚方市議の手塚隆寛さんがエールを送る。「大阪維新の会は、大阪市、枚方市で市民の“身を切る改革”を行ってきた。福祉・教育等を大企業の儲け先に提供し市民を切り捨てるコンパクト・シティ化の政策を一緒に変えていこう」

 参加した市民から「2014年から9年かけて安威川(あいがわ)ダムを作っているが、もっと別の施策に力を入れた方がいいのでは」「19年10月から幼児教育・保育の無償化が始まったが、認定こども園の預かり保育は想定した定員を超過。指導員がパンクしてしている」など切実な声が出された。

 会代表の山本よし子さんは、現市政が市民よりも安倍政権の顔色を伺っていると指摘。夜間・休日診療所復活や18歳までの医療費無償化、子どもも高齢者も安心して暮らせ、子どもたちが教育を受ける権利を守る茨木市に変えようと訴えた。

 「茨木市を福祉と自治のまちにしていくために、市民は団結してがんばろう」と、明日からの行動へのスタートを確認した。

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