2020年04月10日 1620号

【議会を変える 憲法いかそう茨木市民の会 山本よし子 くらしといのちのために税金を】

 大阪府茨木市では4月5日告示、12日投開票で市議会議員補欠選挙(定数3)が行われます。今回の選挙は、安倍政権と大阪維新の会による憲法改悪の動きや地方自治・市民生活の破壊に対して、地域から声を上げ変革していく闘いとなります。

 茨木市はこれまで大型プロジェクトに市民の税金を使い、借金を増やしてきました。この路線を引き継ぎ、またしても153億円も使う市民会館の建て替えの計画がすすめられています。私たちはこの計画は見直すべきだと主張してきました。残念ながら市議会で決まってしまいましたが、市民の声が反映されるよう取り組んでいます。153億円の半分以上は借金です。借金を返すために、市民サービスが切り捨てられます。大規模開発や「にぎわい」づくりとして進められていますが、もうけるのは大企業です。

 大阪維新の会は、大阪府・市ですすめていることを茨木市でもやろうとしているのです。公立保育所を半分減らし、小児救急を廃止し、国民健康保険料を値上げしてきました。「民間活力」をかかげ今後も保育所と学童保育の民営化をしようとしています。市民生活を犠牲にする安倍政治や維新政治を変え、市民のくらし、いのちを守るために税金を使おうと訴えています。子育て支援、高齢者の福祉に税金を使いましょう。

 憲法いかそう茨木市民の会は、新型コロナウイルスの対応についても市に要望してきました。休校によって現場の混乱を生み出し、子どもたちを犠牲にしたことについて問いただしました。市の会館の閉鎖で、私たちの活動もできなくなり、集会の自由が制限されています。市民からどこに相談すればいいのか、ウイルス検査をどこで受けられるのかなどの声もあり、市として情報をきちんと出してほしいと要請しました。

 私たちも、DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)と同じように地域で市民との出会い、対話を重ねてきました。この力を茨木市政の変革につなげる決意です。

 
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