2020年04月10日 1620号

【市民生活を壊す緊急事態宣言 命とくらしを守るコロナ対策≠ カジノ予算はコロナに使え!/「自粛」に負けずパレード実行】

 3月28日、平和と民主主義をともにつくる会・かながわが呼びかけた「カジノいらない!横浜パレード」に50人が参加した。黒岩祐治神奈川県知事が「外出自粛要請」を発し人通りはまばらな中、桜木町駅前宣伝・ミニ集会後、みなとみらい地区を元気いっぱいパレード。コロナ対策で間隔をあけ長い列で歩く。「カジノ予算はコロナに使え」と書かれたプラカードを見て「その通りだ」と沿道から声がかかる。写真を撮り、手を振る人も。SNSで知ったという埼玉県の高校生の参加もあった。

 呼びかけ人の青島まさはるさんは「横浜市議会は3月24日、抗議する市民を退場させ、4億円の税金を使いカジノを山下埠頭に誘致することを議決。感染の危険と脅し自粛を言うが、PCR検査もまともにしない。米トランプ政権下でさえ誰でも無料で受けられる。カジノ予算はコロナ対策に使え」と声を大にした。

 日雇労働者の街℃町の診療所で精神科医師として働く越智祥太(さちひろ)さんは「カジノはギャンブル依存症製造装置。たった1年だけで8万4千人のギャンブル依存症有病者が作られる。一人で数百・数千万円の借金を負い野宿し犯罪を犯すに至る人、被害者も増え町は荒(すさ)んでいく」と警鐘を鳴らす。

 カジノ・林文子横浜市政・コロナ自粛要請へ怒りのアピールが続く。

 「横浜は歴史や文化、施設や公園、海で発展してきた町だ。横浜の魅力も人間関係も壊すギャンブル・カジノを絶対に作ってはいけない」「市長がやりたい3つを聞き怒りを覚えた。今年度予算にカジノ4億円。オペラハウス3億円。旧上瀬谷通信施設に600億円かけて花博。ハコモノばかりだ。市民生活に税金を使え」「外出自粛で界隈は全部休み。半ば強制し経済的なフォローはない。今後、緊急事態宣言時に自粛要請が待機命令になる実験をしている」「東京都で急に発症者が増えた。情報がコントロールされている。ドイツファシズムのゲッベルスのような宣伝に注意が必要だ。同調圧力に負けてはいけない」

 「ここを出発点に市長リコールまで頑張ろう」と語り合った。




市民生活を守るコロナ対策を 署名呼びかけるZENKO

 コロナ特措法による政府対策本部設置で「緊急事態宣言」を狙う安倍政権に対し、「自粛」で奪われる仕事や生活を守れと署名行動。1時間で31筆が寄せられた。「どこのライブも中止。行く場がない」と嘆く若者は「職もなくなるかも」と不安を口にした。(3月29日大阪・JR京橋駅前)

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS