2020年04月10日 1620号

【佐川元理財局長の国会再喚問を モリカケサクラ瓜三つ コロナ′実の集会禁止はね返し集会・デモ】

 「森友学園」建設地の大阪府豊中市で、2017年から毎月デモに取り組む「森友学園」疑獄を許すな!実行委員会は3月28日、「怒りのデモ4年め集会」を開催。約80人が参加した。

 「森友問題」で真っ先に行動を起こした豊中市議木村真さんが講演。佐川宜寿元理財局長の再喚問実現を訴えた。「公文書改ざん問題で、検察審査会が不起訴不当としながら結局不起訴が確定した。佐川さんは刑事訴追の恐れがあるとして何も答えなかった。だったら、再度喚問が必要だ。佐川さんにそうさせたのは誰か明らかにさせたい」

 昨年来の再喚問要求署名は、自死した職員の手記が公開されると一気に増え8万筆超に。北海道や奄美からも届いた。「10万筆を集め、4月8日東京に行く。財務省、官邸抗議行動も取り組みたい」と語った。

 多くの市民団体が発言。「コロナ自粛」に負けず、集会を実現した実行委員会の努力を称賛した。豊中市は、新型コロナウイルス感染者が出たことで、許可していた会場の使用禁止を通告。禁止処分取り消しを求めた提訴、粘り強い直接要請の中で、市は使用禁止を解除した。主催者は万全の感染防止対策をとった。

 不当なことに市民が声を上げることがいかに大切であるかを示している。「コロナ自粛」だけではない。集会のタイトルに「モリカケサクラ瓜三つ」とある。「改ざん、隠ぺい、消去」の手口がそっくりだ。参加者は「うやむやにはさせないぞ」と森友学園の建設地までデモを行った。

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