2020年04月17日 1621号

【コロナ対策要求署名開始 訪問でも手応え―大津】

 平和と市民自治のまち大津をともにつくる会は3月12日、大津市長らに対し新型コロナ感染症問題で要請を行いました。学童保育所の体制整備、ひとり親・自営業への生活支援、子どもの食の提供などが柱でした。市は政府の対策にもとづく国費での措置を予算化したのみで、いまだ独自の対策はとられていません。

 18万枚の市備蓄マスクの民間施設への配布や、再休校措置に備えた学童保育所の体制整備、市民病院の整備拡充、保健師の増員などは、市の判断でただちに実行しなければなりません。今こそ自治体の主体性を発揮すべきと考え、会では市長あての「新型コロナウイルス感染症問題から市民の命と生活をまもる緊急署名」を作成しました。

 主な項目は、(1)解雇などすべての者に損失補てんの独自措置(2)学童保育所に広い空間の確保、学童指導員の緊急増員などの緊急整備(3)保育所、介護施設などへ感染予防用品の配布(4)大津市民病院の病床確保、感染症病棟など整備拡充、保健師の緊急増員です。ただちに署名を開始しました。

 3月28日には、ZENKOの呼びかける緊急署名とセットで全戸訪問も実施。「お肉券、お魚券はバカにしている」「うちの会社はまだ大丈夫だけど、今後心配」「大津市の保健師が少ないなんて知らなかった」と、多くの方に快く署名に応じていただきました。

 4月12日と19日、街頭で「緊急事態宣言反対、政府と大津市は市民の生活と命をまもれ」と署名宣伝行動を行ない、4月22日には大津市へ第一次署名提出と市長面談を要請し関係各課と交渉をする予定です。

(平和と市民自治のまち大津をともにつくる会・中川てつや)

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