2020年04月17日 1621号

【4月ZENKO沖縄参加団 安和桟橋、塩川港で地元市民と土砂搬入に抗議】

 4月3日、ZENKO沖縄参加団は本部半島・名護市安和(あわ)桟橋の土砂搬入抗議行動に参加した。この日は地元の市民に加え沖縄平和市民連絡会の人たちもかけつけ、30人ほどでの行動だ。

 市民は大型ダンプカーによる土砂搬入に反対し、「辺野古新基地建設NO」「土砂投入やめろ」と書いたプラカードを掲げ、「違法工事やめろ」「搬入反対」とシュプレヒコールを上げて抗議を続けた。

 ダンプに積まれた土砂はほとんどが海に入れると環境破壊を引き起こす赤土だ。抗議に対しても危険な行為を繰り返すが、市民は整然と抗議を継続。ともに行動に参加していた沖縄平和運動センター議長・山城博治さんは、市民に「車両を4台も5台も一緒に入れる暴挙をさせない。その闘いができた」とアピールした。

 その後、参加団は本部町塩川港の土砂搬入抗議行動にも参加した。こちらは市民数人による大型ダンプへの抗議だ。約30人もの警備員がずらりと並び威圧してくるが、反基地を訴える市民は屈しない。朝から夕方5時まで、黙々と抗議行動を繰り返す。

 連日土砂を積んでやってくるトラックは多い。しかし、その荷台の半分くらいしか土砂を積んでいない。

 搬入現場での市民の一人一人の抗議が、また、辺野古だけでなく安和桟橋でも活躍するカヌー隊が、確実に土砂積み込みと辺野古への輸送を遅らせ、基地建設計画を大幅に遅らせていることを実感した。

 参加団を今後も続け、この闘いを全国に知らせ、連帯の闘いをさらに広げていきたいと思う。

(ZENKO沖縄参加団・森文洋)

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