2020年04月24日 1622号

【コロナ緊急事態宣言で命は救えない 「医療、生活保障を」と署名に手応え】

 緊急事態宣言後初の週末4月11日、各地で、人と人の距離を開けアルコール消毒を行うなどの感染拡大防止策を行いつつ、「緊急事態宣言で命は救えない」と街頭行動が取り組まれた。

不安・怒り続出 東京 足立

 足立区北千住駅前では、ZENKO北部が「十分な検査・医療と生活保障を求める緊急署名」を呼びかけ街頭行動。「(フリーのデザイナーで)仕事がない。先が見えない」「検査はできなかった。保健所や相談センターに電話したが、つながらない。不安」「安倍はひどい。マスクくばるとか、無駄遣い。その金は補償やほかのことに」と不安や怒りを抱えた市民が対話に応じる。「検査をしない日本はひどい。オリンピック延期の次の日から感染者が増える。感染実態を調べないし、明らかにしない」と語るドイツ人も。

 1時間強で31筆の協力があり、「(17日緊急行動に)行ってみようかな。がんばってください」と声をかける市民もいた。

仕事がなくなった 大阪 枚方

 「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」は7、9日の行動に続き、この日は枚方市駅前で「緊急事態宣言より、医療体制の整備と生活補償を!」と訴えた。

 立ち止まった市民から「先月から自宅待機になった。息子もフリーターの仕事が減った」「病院の給食業務だが、感染対策など大変。自粛も言われて息苦しい感じ」。9日の市役所前でも、在日ペルー人の20代女性が「コロナで仕事がなくなった。妊娠中でどうしたらよいか市役所に相談しに来た」と切実な訴え。

 アベ政治にうんざりとの声が次々と寄せられた。

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