2020年05月01日 1623号

【命守り 人権・生活保障を 大阪ではデモで訴え】

 4月19日、ZENKO実行委員会が、北海道・東京・神奈川・大阪・岡山・広島・沖縄を結び50人以上が参加し開かれた。新型コロナ被害に、米独仏イラク等の労働者が命を守るためにストライキで反撃している。市民運動でも「自粛」への同調圧力が強まる中で、4月17日の中央要請行動がスカイプも活用し請願権を行使した意義を確認した。

 各地で続く戸別訪問では、大阪市からは失業したシングルマザーの窮状、西宮市で安倍の政策に「10万円だと?ふざけるな!」と、閉じこもることを余儀なくされた人びとの怒りが寄せられる。感染拡大防止へ様々な工夫が行われ、横浜市ではコロナ・カジノ問題集会のFacebookによるライブ配信も実施。緊急事態宣言後の運動が報告された。

 辺野古新基地建設は、建設業者に感染者が出て工事はいったん止まったが、現地に連帯し、防衛省に計画中止を求める緊急FAXが呼びかけられた。

 6月のZENKOスピーキングツアー・ゲストの奥間政則さん(「あつまれ辺野古」共同代表)は映像報告で、活断層問題追及で工事を止めている事実とツアーへの期待を語った。

 会議後、大阪の参加者はデモに出発し「緊急事態宣言でコロナ感染防げない/安倍も吉村も市民の命を優先しろよ/カジノをやめてコロナ対策」のコール。手作りプラカードを掲げた初参加者もあり、命を守れデモは市民の注目を集めた。

 なお、5月3〜5日「東アジアの平和のためのZENKO参加団in広島」は、会場と移動の安全面から延期されることになった。

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