2020年05月08・15日 1624号

【ミサイル撤去へ闘う韓国・星州から連帯のマスク 「辛いときは助け合おう」】

 4月17日、韓国・星州(ソンジュ)でTHAAD(サード)(高高度防衛ミサイル)撤去のため闘うカン・ヒョンウクさんからメッセージが届きました。日本でコロナ感染が拡大しマスクが買えない情勢を心配する内容でした。

 「どこにもマスクが売っていない」と返信すると、マスクを送りたいので住所を教えてほしいと返事。韓国も同じくマスクが足りないはず、大丈夫なのか、と聞いたところ、「韓国ではコロナ感染が落ち着いてきており、綿マスクであれば供給が安定している」。感謝の意を伝え、ありがたく受け取ると返事をしました。

 数日後に連絡があり、円仏教の皆さんによる手作りマスク250個、星州住民の支援500個を合わせた計750個を送ってくださるとのこと。とてもうれしい報告に、仕事で疲れた体にぐっと力が入りました。

 カンさんからは「辛いときには助け合いましょう。私たちが苦しい時に、連帯の手を差しのべてくださったじゃないですか。当然、私たちも連帯しなくちゃいけませんよね」との暖かい連帯メッセージが。ソソンリで闘う住民の方々の顔が浮かびます。市民同士の国際連帯の力がコロナ禍の中で広がった瞬間でした。

 マスクが届いたら各地に分ける予定です。全国に配布することを通じて国際連帯をいっそう強め、マスクをつけて、医療・検査・補償を求める運動をさらに大きくしていきましょう!

(ZENKO〈平和と民主主義をめざす全国交歓会〉共同代表・河辺友洋)

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