2020年05月08・15日 1624号

【命と生活守る署名 緊急提出し強く要請 滋賀・大津】

 平和と市民自治のまち大津をともにつくる会は、4月22日に大津市長あてに「新型コロナウイルス感染症問題から市民の命と生活をまもる緊急署名」の第1次分135筆を提出し、文書で緊急の要請を行なった。

 もともとは同日、5部署(児童クラブ課、学校教育課、危機防災対策課、商工労働政策課、保健所保健総務課)と、3月12日提出した要請書と署名項目に基づき交渉する予定だった。しかし、大津市役所でのクラスター発生によって25日から本庁舎全館閉鎖という事態を受けて、やむなく署名提出と短時間の要請に切り替えたもの。

 「コロナ禍」は、長期にわたる可能性が高いため自治体の主体性を発揮した対策をとることが必要だ。高熱が1週間以上続いて医師が検査が必要と判断しても「肺炎にならないと検査できない」とする「PCR検査フロー」を改め、必要な人すべてがPCR検査を受けられる体制を取ることを求めた。市民個人への生活保障、休校の5月末までの延長を受けた学童保育整備、保健師の緊急増員など、大津市長の決断が問われていると強く要請した。

 会では、今後もこの署名を大きくひろげ、延期された対市交渉を5月連休明けに行い回答を求めていく。

(平和と市民自治のまち大津をともにつくる会・中川てつや)

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