2020年05月22日 1625号

【憲法記念日に地域から行動】

声を上げることは自粛しない/枚方・交野でリレートーク

 5月3日午前、大阪府交野(かたの)市内で「平和で豊かな枚方(ひらかた)を市民みんなでつくる会」らによる「憲法記念日リレートーク」がスタートした。安倍政権がコロナ感染拡大に乗じて「緊急事態宣言」を発し憲法改悪への地ならしを狙う今、広くNOの声を上げる取り組みだ。

 会の通信「平和がいちばん」憲法記念日号を配り、感染症対策をしながらマイクでアピール。市民が耳を傾け、署名にも次々に協力者が、という反応に確信を深め、次の行動に新たに加わるメンバーも現れた。

 京阪・枚方市駅前では、パネル、幟(のぼり)、バナーが注目を集め、思いを込めたアピールが続く。「憲法第25条でうたっているとおり、国は直ちに社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めよ」「不要不急の軍事費に何兆円も回すのではなく、今すぐPCR検査拡充などのコロナ対策に使うべきだ」「緊急事態宣言は何の役にも立たなかった。自分たちの身の回りの衛生管理は、自分たちで行える。私たちは、声を上げることは自粛しません」

 樟葉(くずは)駅前は、9条改憲NOを訴える市民団体などとの共催の行動だ。さらに多様なアピールとなった。「憲法記念日だから」と参加した市民も多い。

 最後の寝屋川市駅前は、「寝屋川 平和と市民自治の会」が主催。『民衆の歌』を歌ったり、「コロナにかこつけた9条改憲を許さず、いまこそ憲法の真の実現を」とアピールした市民も。

 2つの会は、コロナ禍に対し市民の命と生活を守るために憲法に基づく対応を市政・議会へ要請していく。



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