2020年05月29日 1626号

【京都府・京都市に要請 PCR検査増やせ 市民の声ぶつける】

 5月8日、ZENKO京都は京都府、京都市へ要請行動を5人で行いました。

 最初に、京都府危機管理総務課へ。「今、市民の暮らしが苦しくなっているのがわかっているのか」と問うと「状況はわかるが、感染防止で命と経済のせめぎあい。休業補償にかわる府の独自施策も十分とは思っていない。コールセンターには1日何百件。回線増で対応している」。PCR検査の抜本的拡大を求め、健康対策課へ要請しました。

 京都市では、防災危機管理総務課に要請。「全面的な生活保障、休業補償へ追加の支援は行わないのか」の問いに「追加の支援はありません」という答えです。健康安全課に、PCR検査数が1日80〜100人と全く少ない、抜本的に増やすべきと求めました。「努力している」と言うので「対応が遅すぎる。なぜ必要な人が検査を受けられないのか」と詰め寄ると、「国の基準が緩和したのでしやすくなると思う」。積極的に増やそうとの気概は感じられませんでした。

 今回の要請行動で、現場の職員の方は必死に頑張っている姿が垣間見えましたが、市民の苦しい状況には全く対応できていません。今後も市民の声を直接、京都府、市にぶつけていきたいと思います。次回は6月1日の予定です。

(ZENKO京都・石田隆子)

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