2020年06月05日 1627号

【東京・荒川区に緊急要請 コロナ禍から命を守る区政へ】

 5月20日、“ZENKO北部実行委員会・荒川”は「新型コロナ対策に関する緊急要請行動」に取り組んだ。参加者は5人。荒川区役所会議室で区側は区政広報部長が対応した。

 事前の相談会で10人の声を15項目―(1)PCR検査拡大と充分な周知(2)医療機関減収分公費補償・医療従事者への「防疫手当」の拡充(3)病院・施設へ医療器材の配布と人手不足解消(4)学校・幼稚園の早期再開・学ぶ権利の保障(5)区民住宅への家賃半額援助―等にまとめた要請書を読み上げ、文書回答を求めた。

 まず「特別給付金10万円支給手続きになぜこんなに時間がかかるのか」質(ただ)した。「DV被害者対応があった」としつつ「口座番号を聞き支給できる」の指摘には「遅いのはその通り。謝るしかない」と遅さを追認した。次に4月30日開設したPCRセンターについて「区報(臨時号)に載せたというが、文字が小さい。お年寄りや障害を持つ方は気づかない。新聞をとっていない方に配布したか」と問うと「2000軒を超える希望した方に区報をお届けしている」との回答。

 終了後、「部長の肩書がありながらPCR検査を一日に何人受けられるかの人数を知らない」「高齢者・在日・一人暮らしが多い11万7千の全世帯に情報は届いておらず知らされていない」「1週間後に電話で検査に関する重要案件等文章回答の了承を得たことは大きな成果」の感想。「もっと声を上げていかなければ」と語り合った。

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