2020年06月05日 1627号

【「コロナ」との闘い掲げる2020ZENKOin大阪へ/SNS駆使し国際連帯を強化/生活守る補償を 安倍を倒せ】

 平和と民主主義をめざす全国交歓会(ZENKO)は7月25日〜26日、第50回となる2020ZENKOin大阪を開催する。例年、国内外からゲストを迎え、闘いの課題を議論し1年間の方針を採択する。今年は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大という課題に取り組むことになる。

 集会の名称・スローガンも再検討された。5月24日、大阪・東京など各地をZoomで結んだ全国実行委員会では、集会名称に「コロナ危機の克服を国際連帯で」を加えると提案。また、今こそ安倍、維新、トランプを倒し新自由主義をストップすることも強調された。

 「命の大切さ」を何より訴えてきたZENKO。感染防止に自律的に取り組むことが求められる。例年のように全員が一堂に会する形式はとれない中、SNSを活用し各地をつなぐ集会など創意ある参加形態の準備が進められている。

 新たな可能性を感じさせる発言もあった。フィリピンの貧困地域で就学前の子どもたちに教育と給食の提供活動を続けるアバカダ。例年、責任者の音楽家ポール・ガランさんが来日し連帯してきたが、今年はSNSを使い現地のスタッフらとの交流も追求する。

軍事費削れ スピーキングツアーへ

 実行委員会では、5月31日(東京)、6月7日(大阪)に「軍事費削ってコロナ感染症対策に」を掲げ、沖縄からゲストを招いたスピーキングツアー集会を開催する。メイン、サブ会場をZoomで結び、自宅からのオンライン参加も可能としとしている。

 実行委員会終了後、大阪では市内をデモ。メディアで注目を集める維新・吉村府知事や松井市長が実際は、生活に困った府民・市民にほとんど支援策を講じていないなどを暴き、生活を守る補償を行え、安倍を倒せとアピールした。



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